Return-Path: 
Date: Mon, 22 Jul 2019 10:03:56 +0900
From: 切明 義孝 
Reply-To: publichealthnetwork@umin.ac.jp
Subject: [PHNetwork:000939] 感染症情報0722
To: publichealthnetwork@umin.ac.jp (PHNetwork)
Message-Id: <07221003.ME16705401@umin.ac.jp>
X-ML-Name: PHNetwork
X-Mail-Count: 000939
X-MLServer: fml [fml 4.0.3 release (20011202/4.0.3)]; post only (only members can post)
X-ML-Info: If you have a question,  please contact publichealthnetwork-request@umin.ac.jp;  
X-Mailer: htmail
X-Encrypt: PLAINTEXT
Mime-Version: 1.0
Content-Type: text/plain; charset=Shift_JIS
Content-Transfer-Encoding: 7bit
Precedence: list
Lines: 228
List-Id: publichealthnetwork.umin.ac.jp
List-Software: fml [fml 4.0.3 release (20011202/4.0.3)]
List-Post: 
List-Owner: 
List-Help: 
List-Unsubscribe: 



RSウイルス感染症、首都圏で流行の兆し 
埼玉で患者報告数が倍増
https://www.cbnews.jp/news/entry/20190719201849

赤穂市の男性がマダニ感染症 13年には女性死亡も
https://www.kobe-np.co.jp/news/sougou/201907/0012529946.shtml

海外で死者も…実は恐ろしい「狂犬病」の感染経路と症状、かまれた際の対処法
https://otonanswer.jp/post/44880/

果物をまるごと食べると血糖値が下がる!? 感染症医が食べ物と健康の関係を伝授
https://dot.asahi.com/dot/2019071200036.html

手足口病が流行、登園のめやすは? 食欲や熱に注意して
https://www.asahi.com/articles/ASM7K42W2M7KUBQU001.html

アメリカ疾病予防管理センター、プールでの寄生虫病の感染に注意を呼びかけ
https://www.newsweekjapan.jp/stories/world/2019/07/post-12545.php

ウイルス性感染症「ヘルパンギーナ」 山口県が流行発生警報
https://mainichi.jp/articles/20190718/k00/00m/040/100000c

「手足口病」流行中!大人にも感染の恐れ・・・しっかり手洗いして家族のタオルは別々
に
https://www.j-cast.com/tv/2019/07/18362906.html

肺炎球菌感染症…重症化で死の危険も
https://yomidr.yomiuri.co.jp/article/20190624-OYTET50016/

プールやシャワーでもコンタクトレンズ 左目がアメーバに感染 英国
https://www.excite.co.jp/news/article/Hazardlab_30346/

WHO、エボラ出血熱の流行で緊急事態宣言 外務省はコンゴ民主共和国の感染症危険レベ
ル引き上げ
https://www.traicy.com/20190719-evola

東京で“夏風邪”ヘルパンギーナ患者が急増 警報区域が拡大
https://s.mxtv.jp/mxnews/kiji.php?date=1e6mbfeg9j5ynl1f6

結核に男女13人「集団感染」...4人が発症 福島県北地方の医療機関
http://www.minyu-net.com/news/news/FM20190720-398203.php

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
『感染症エクスプレス@厚労省』 トピックス
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━  

◆コンゴ民主共和国におけるエボラ出血熱に関する世界保健機関(WHO)の緊急事態宣言
(2019年7月18日)

 2019年7月18日(日本時間)、コンゴ民主共和国におけるエボラ出血熱の発生状況が
「国際的に懸念される公衆衛生上の緊急事態(PHEIC: Public Health Emergency of Inte
rnational Concern)」に該当する旨を宣言しました。
以下の者に対し、日本入国後21日間、1日2回(朝・夕)の体温その他の健康状態につい
て、検疫所への報告を求めています。
・コンゴ民主共和国またはウガンダ共和国の患者が発生している地域に渡航又は滞在して
いたことが確認された者
・患者の体液等と接触歴があるなど、エボラ出血熱に感染している可能性が排除できない
者

・エボラ出血熱に関する国際保健規則緊急委員会の声明(WHO):
 (https://www.who.int/ihr/procedures/statement-emergency-committee-ebola-drc-ju
ly-2019.pdf)
・エボラ出血熱について(厚生労働省):
 (https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/0000164708.html)
・エボラ出血熱とは(国立感染症研究所):
 (https://www.niid.go.jp/niid/ja/diseases/a/vhf/ebola.html)


◆風しんの報告が続いています
 2018年は、12月30日までに2,917例の届出があり、そのうち、2,857例は7月23日以降の
報告でした。
 2019年は、7月10日までに1935例の報告があります。患者の多くは、昨年同様30〜50代
の男性で、都市圏を中心に報告されています。
 厚生労働省は、今般の風しんの発生状況を踏まえ、厚生科学審議会感染症部会及び予防
接種基本方針部会での議論に基づき、これまで風しんの定期接種をうける機会がなかった
1962年(昭和37年)4月2日から1979年(昭和54年)4月1日までの間に生まれた男性に対し
て、抗体検査を前置した上で、予防接種法に基づいた風しんの第5期の定期接種を行うこ
ととなりました。
 対象となる男性は、2022年3月末までの間、市区町村により送付されるクーポン券を使
用すれば、原則無料で抗体検査及び定期接種を受けられるようになります。2019年度は、
1972年(昭和47)年4月2日〜1979年(昭和54)年4月1日生まれの男性に市区町村がクーポ
ン券を送付します。2019年度にクーポン券が送付されない対象者も、市区町村に希望すれ
ばクーポン券を発行し、抗体検査を受けられます。なお、自治体により事業の開始時期や
対応が異なるため、お住まいの市区町村にお問い合わせください。

 なお、より多くの対象男性に対して告知し、抗体を獲得していただくために、厚生労働
省は、「劇場版シティーハンター <新宿プライベート・アイズ>」とコラボレーションし
たポスター及びリーフレットの作成や、SNSなどを通じた啓発活動を行っております。以
下の風しんの追加的対策特設ページからダウンロードもできますので、是非普及啓発活動
の資材としてお役立てください。

<風しんの追加的対策特設ページ>
https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/kenkou/kekkaku-kan
senshou/rubella/index_00001.html
<ポスター(A2サイズ)>
http://www.mhlw.go.jp/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/kenkou/kekkaku-kansensh
ou/rubella/poster_cityh.pdf
<リーフレット(A4サイズ)>
http://www.mhlw.go.jp/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/kenkou/kekkaku-kansensh
ou/rubella/leaf_cityh.pdf
<ポスターとリーフレットの画像使用について>
 風しんの啓発活動以外の用途では、ご使用をご遠慮申し上げます。また、ポスター・リ
ーフレットの画像を加工・編集してのご使用も固くお断り申し上げます。

 今回の追加的対策の円滑な実施にむけて、引き続き検討を進めてまいります。

<風しんについて>
https://www.mhlw.go.jp/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/kenkou/kekkaku-kansens
hou/rubella/
<風疹 発生動向調査 2019年第25週(’19/6/23現在)>
http://www.niid.go.jp/niid//images/idsc/disease/rubella/2019pdf/rube19-25.pdf
【リーフレット】
<体調不良の時はムリしないで>
https://www.mhlw.go.jp/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/kenkou/kekkaku-kansens
hou/rubella/dl/poster15.pdf
<妊娠を希望する女性、妊婦とそのご家族へ>
https://www.mhlw.go.jp/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/kenkou/kekkaku-kansens
hou/rubella/dl/poster14.pdf
<職場は風しん予防対策をしていますか>
https://www.mhlw.go.jp/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/kenkou/kekkaku-kansens
hou/rubella/dl/poster13.pdf


◆コンゴ民主共和国でエボラ出血熱が発生しています
 厚生労働省では、検疫や国内での対応強化のため注意喚起を行っています。エボラ出血
熱の発生地域であるコンゴ民主共和国(北キブ州及びイツリ州)及びウガンダ共和国(カ
セセ県)から帰国された方は、検疫官に申告するようにしてください。
 2018年8月1日(現地時間)、世界保健機関(WHO)及びコンゴ民主共和国(旧ザイール
)保健省は、同国北東部の北キブ州において、エボラ出血熱が発生したことを発表しまし
た。2019年7月14日までに、北キブ州とイツリ州の両州において、1,668名の死亡例を含む
、2,501例の患者(確定2,407例、疑い94例)が報告されています。2018年8月8日に高リス
ク群に対してのワクチン接種が始まり、2019年7月14日までに162,480名がワクチンの接種
を受けました。
 2019年6月11日(現地時間)、WHO及びウガンダ共和国保健省は、同国西部のカセセ県に
おいて、エボラ出血熱患者が確認されたことを発表しました。同患者は、コンゴ民主共和
国から帰国した家族内の発症例で、2019年6月12日までに2名の死亡例を含む、7例の患
者(確定3例、疑い4例)が報告されています。このうち、生存者5名は、2019年6月13
日にコンゴ民主共和国内の病院に移送されたため、ウガンダ国内の感染確定者はゼロとな
っています。その後も、同国内での新たな感染症例や死亡は報告されていません。
 2019年7月14日(現地時間)、北キブ州の州都ゴマにおいて、エボラ出血熱患者が確認
されました。2019年7月17日、今回のエボラ出血熱の流行に関する緊急委員会がWHOで開催
され、「国際的に懸念される公衆衛生上の危機(PHEIC)」に該当するとの見解が示され
ています。
 今回の発生地域では、反政府勢力による非人道的行為が行われており、以前より外務省
から退避勧告が出されています。2019年4月18日、武装勢力による病院襲撃により、WHO職
員に死傷者が出ました。


◆手足口病が増加しています
 手足口病は、主にエンテロウイルスによる夏風邪の一つです。その名の通り手や足、口
(口の中、唇)に小さな水疱ができる病気です。主に子どもの病気ですが、特に乳児では
経口摂取できなくなった結果、脱水症に陥ることや、ときに髄膜炎を引き起こし、稀です
が脳炎や新生児での心筋炎など重症化することもあります。複数のウイルスの型のため何
度もかかることがあり、また、抗菌薬は効きません。
 予防のために、感染者との濃厚な接触を避け、手洗い・うがいを徹底しましょう。
<国立感染症研究所 手足口病とは>
https://www.niid.go.jp/niid/ja/diseases/ta/hfmd.html
<感染症法に基づく医師及び獣医師の届出について 〜手足口病〜>
http://www.mhlw.go.jp/bunya/kenkou/kekkaku-kansenshou11/01-05-20.html


◆第33回厚生科学審議会感染症部会(7/17開催)のご報告
 7月17日、第33回厚生科学審議会感染症部会が開催されました。
 新型インフルエンザ対策の一つである抗インフルエンザ薬の備蓄に関する今後の方向性
、セファゾリンの供給低下に関する現状と対応、この他「医師の届出に係る様式の改正に
ついて」に関して、活発な議論と共に感染症部会より了承を得られました。報告事項とし
て風しんの追加的対策の進捗、新型インフルエンザ発生時のワクチン製造体制に関する事
業の終了、今冬インフルエンザの分析結果等について報告がされました。


◆新型インフルエンザ等に関するワークショップの開催のご案内
 厚生労働省では、新型インフルエンザ対策について、保健所等の職員及び感染症指定医
療機関等の医師・感染管理看護師を対象に新型インフルエンザ等に関するワークショップ
を毎年開催しております。本年は10/10(木)〜10/11(金)の日程で広島県にて開催すること
となりましたのでご案内いたします。詳細は追ってご連絡いたします。


◆「第3回薬剤耐性(AMR)対策普及啓発活動表彰」の取組事例を募集しています(7月
31日(水)17時〆切)
 政府では、「第3回薬剤耐性(AMR)対策普及啓発活動表彰」の取組事例を募集して
います(7月31日(水)17時〆切)。個人又は団体を対象に、薬剤耐性(AMR)対策の
普及啓発活動の取組事例を広く募集し、優良事例を表彰します。
 優良事例には、文部科学大臣賞、厚生労働大臣賞、農林水産大臣賞、薬剤耐性対策推進
国民啓発会議議長賞(毛利衛さん)、「薬剤耐性へらそう!」応援大使賞(JOYさん、
篠田麻里子さん)が贈られますので、奮ってご応募ください。
 詳細は、以下のウェブサイトをご覧ください。

<第3回薬剤耐性(AMR)対策普及啓発活動表彰の取組事例の募集について>
http://www.cas.go.jp/jp/seisaku/infection/event/amrform2019.html


━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
 感染症発生情報
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
■国内の感染症発生状況

◆IDWR 2019年第26週(第26号)(2019年7月12日)
 手足口病の定点医療機関当たり報告数は第19週以降増加が続いており、過去5年間の同
時期と比較してかなり多くなっています。
<IDWR 感染症発生動向調査週報>
https://www.niid.go.jp/niid/ja/idwr-dl/2019.html


■海外の感染症発生状況

◆厚生労働省検疫所(FORTH):海外の感染症情報
 (2019年7月5日〜2019年7月19日掲載)

2019年07月18日 HIV症例−パキスタン
https://www.forth.go.jp/topics/20190718.html
2019年07月18日 コンゴ民主共和国およびウガンダ共和国でエボラ出血熱が発生していま
す
https://www.forth.go.jp/news/20190718.html
2019年07月17日 ボリビアにおけるウイルス性出血熱発生にかかる情報
https://www.forth.go.jp/topics/20190717.html
2019年07月16日 エボラウイルス病 - コンゴ民主共和国(更新29)
https://www.forth.go.jp/topics/201907161127.html


・・☆*☆*☆*☆*☆*☆*☆*☆*☆*☆*☆
      公衆衛生ネットワーク
投稿は: publichealthnetwork@umin.ac.jp
アドレス変更依頼や配信停止は切明へ phnet@msn.com
過去記事は下記アドレスから利用できます。掲載は翌日になります。
https://center4.umin.ac.jp/ml/archive/PHNetwork/
*☆*☆*☆*☆*☆*☆*☆*☆*☆*☆*☆・・