Return-Path: 
Date: Thu, 26 Jul 2018 01:40:42 +0900
From: 掛園 浩 
Reply-To: publichealthnetwork@umin.ac.jp
Subject: [PHNetwork:000791] 正しい熱中症予防の広報を!
To: publichealthnetwork@umin.ac.jp (PHNetwork)
Message-Id: <218E04988A8C4C3F94691DFD2F74CC88@OwnerPC>
In-Reply-To: 
References: <69C9DDEBC8764624B46E56CB283AE74F@OwnerPC> 
X-ML-Name: PHNetwork
X-Mail-Count: 000791
X-MLServer: fml [fml 4.0.3 release (20011202/4.0.3)]; post only (only members can post)
X-ML-Info: If you have a question,  please contact publichealthnetwork-request@umin.ac.jp;  
X-Mailer: Microsoft Windows Live Mail 15.4.3555.308
X-Priority: 3
X-MSMail-Priority: Normal
Importance: Normal
X-MimeOLE: Produced By Microsoft MimeOLE V15.4.3555.308
Authentication-Results: barkla.umin.ac.jp;  spf=softfail (umin.ac.jp: domain of bbb@po.asunet.ne.jp does not designate 61.7.75.2 as permitted sender) smtp.mailfrom=bbb@po.asunet.ne.jp
Mime-Version: 1.0
Content-Type: multipart/alternative;  boundary="----=_NextPart_000_0059_01D42481.AA845F50"
Precedence: list
Lines: 1200
List-Id: publichealthnetwork.umin.ac.jp
List-Software: fml [fml 4.0.3 release (20011202/4.0.3)]
List-Post: 
List-Owner: 
List-Help: 
List-Unsubscribe: 

Content-Type: text/plain;  charset="utf-8"
Content-Transfer-Encoding: quoted-printable

佐賀県の掛園です。

正しい熱中症予防の広報を!

 現在、「熱中症予防に、こまめに水を飲みましょう」という広報がありますが、熱中症になった人のほとんどは、こまめに給水している人達です。熱中症予防を指導している大学の教授に問合せたら、「こまめに水を飲むのは脱水症の予防であって、熱中症の予防ではない」との回答です。つまり、広報活動する熱中症対策の担当者が、事実を確認せず、誤った情報を流し続けている事がわかりました。

 体温が5度上がったら熱中症で死亡しますが、汗を拭かずに、団扇等で500ccの汗を気化させると体温(体重70kg)が5度下がります。膀胱の中には約500ccの水を蓄えているので、汗で消失した水は膀胱から補充されます。つまり、熱中症の予防は、水を飲む事ではなく、気化熱で体温を下げる事です。帽子は、紫外線防止には有効ですが、頭部の熱が逃げなくなるので、非常に危険です。時々脱いで熱を逃がしましょう。

 今月、インド人が剣道を学びに鹿島に来られました。佐賀の暑さはどうですか?と尋ねると「厳しくない」と言われます。インドは48度もあったそうです。日本より暑い国の人が熱中症になりにくいのは、汗を拭かずに、気化熱で上手に体温を下げるためです。熱中症の犠牲者をこれ以上増やさないために、正しい予防方法の広報を!


〒849-1321
佐賀県鹿島市古枝甲336の1
歯科医師
掛園 浩
0954-63-7118


インド人の写真です。
共に剣道をしました。(7/23)鹿島市三道会にて
http://www.asunet.ne.jp/~bbb/81-52.html




立教大学 安松 幹展 (ヤスマツ ミキノブ) 教授
http://univdb.rikkyo.ac.jp/view?l=ja&u=34


上記教授に送った公開質問状
http://www.asunet.ne.jp/~bbb/88-08.html


上記教授は電話での回答



藤部文昭教授の回答

回答

掛園 浩先生

コメントを賜りありがとうございました。

私は気象を専門としており,熱中症の発生と気象との関係を統計的に調べております。医学系の専門知識はありませんが,統計結果の解釈に当たっては医学系の先生方の知見を頂き役立てていきたいと思います。

なお上記の事情ですので,ご質問は医学の専門の先生にお願い致したく存じます。どうぞご了承下さいますようお願い致します。

藤部文昭
首都大学東京 都市環境学部
e-mail: ffujibe@tmu.ac.jp




藤部文昭特任教授に送った公開質問状


首都大学東京の藤部文昭特任教授殿




 熱中症の公開質問状

①熱中症予防方法は、汗を拭かない事ではないでしょうか?

 汗は体温を下げるために出しているのでこれをハンカチ等で拭き取ると、体温が下がらず、熱中症に繋がります。汗が出た場合、うちわ等で気化させると、体温が下がり、必要以上に汗が出なくなります。日本より暑い国の人が熱中症になりにくいのは汗を拭かないからではないでしょうか?(体温が平熱から5℃上がると死亡しますが、500ccの汗で体温を5℃(体重70kg)下げる事が出来ます。)



②給水について

 汗をかいたら、熱中症予防に「水をこまめに飲みましょう」と言われていますが、膀胱の中に水を蓄えています。汗で出た分の水は、膀胱の中の水から補充されます。身体から水が足りなくなると、脳は「喉が渇いた」という指令を出します。水は必要以上に飲むと、腎臓に負担がかかり、むくみや水中毒の症状が出てきます。

 身体に水が少なくなると脱水症状が出ますが、脱水症状が出るまで、飲水を我慢できる人はほとんどいないでしょう。(海上や山中で遭難したり、ボクシングの選手が試合までに無理して体重を落とすために絶水して脱水症状になる人がいる位だと思います)
 熱中症になると、身体の恒常性(ホメオスタシス)が保てなくなり、低ナトリウム症や脱水症状を示す事がありますが、これは、身体の体温が上昇して、熱中症になったために引き起こされた症状ではないでしょうか?
 従って飲水していたにもかかわらず、熱中症で死亡する事故を防げなかったのは、熱中症予防方法が誤っていたのが原因ではないでしょうか? 
参考資料(別紙添付*1)




参考資料*1


部活中の中1男子が熱中症で死亡

 奈良県の生駒市立大瀬中は2016-08-17日、1年の男子生徒(12)がハンドボール部の練習中に熱中症の症状を訴え、病院に搬送されたが死亡したと発表した。 
 大瀬中によると、ハンド部は16日午前8時半から運動場で練習を開始。約35分間のランニング後、生徒がふらつき、顧問の問いかけにも反応しなくなったため病院に搬送した。夜になって容態が悪化し、転送先の病院で17日午前2時50分ごろ腎不全で死亡した。熱中症が原因とみられる。生駒市消防本部によると、16日午前9時の同市内の気温は29・9度だった。ハンド部は15分に1回のペースで水分補給させていた。高島智春校長は「全部活動の熱中症対策を点検し対応を進める」と話した。)



大阪府 箕面自由学園高校 アメフト部員熱中症死亡事故

2013年08月12日  

男子生徒は、試合終了間際の午前11時20分ごろ、フィールド内で倒れた。すぐに日陰で休ませたが、嘔吐(おうと)したため付近の病院に緊急搬送。熱中症の一種「熱射病」と診断され、一時は体温は43度まで上昇。治療を受け、38度まで下がったものの、その後容体が急変、10日午前に死亡した。

男子生徒はチームの副キャプテンで身長170センチ、体重113キロ。2年時からレギュラーだった。計約10キロの重さとなるヘルメットとプロテクターを装着し、この日の試合ではオフェンスとディフェンスの両方をこなし、ほぼフル出場していた。

同部では、この日朝のニュースで予想最高気温を確認した程度で、試合時の気温は測定していなかった。試合中は5分ごとに水分補給の時間を設けるなど暑さ対策はしていたが「甘かったと思っている」と富田顧問は肩を落とした。

〒849-1321
佐賀県鹿島市古枝甲336-1
けんこう歯科医院
院長 掛園 浩
0954-63-7118
FAX(63-7120)
http://www.asunet.ne.jp/%7ebbb/





--------------------




続く猛暑、熱中症に懸念=「今まさに注意を」−死者1千人超の年も 
時事通信社 
2018/07/21 14:45 
いまだ4600人避難所生活、西日本豪雨

© 時事通信社 日本全国で猛暑が続いているなか、皇居前には「逃げ水」が見られた=21日午後、東京都千代田区 
 猛暑が連日続く中、熱中症による死者が相次いでいる。平年よりも暑さが厳しい年は熱中症の死者が多く、年に1000人以上が死亡したこともある。専門家は「今まさに注意が必要」と警鐘を鳴らす。

 総務省消防庁のまとめでは、9~15日の熱中症による救急搬送は、全国で9956人。死者はうち12人だが、搬送直後に死亡と診断された場合のみ計上される。治療後の死亡や、救急隊が出動した現場で死亡確認された人は含まれず、実際はさらに多いとみられる。

 死亡届などに基づく厚生労働省の統計では、2010年の熱中症死者は1731人に上った。この年の夏(6~8月)の平均気温は平年に比べ、北日本(北海道・東北)で2.2度、東日本で1.5度上回り、1946年以降で最も高かった。

 最高気温が非常に高かった年も死者は多い。高知県四万十市・江川崎で歴代最高の41.0度を記録した13年は1077人が死亡。埼玉県熊谷市と岐阜県多治見市で40.9度を観測した07年は904人が亡くなった。

 気温と熱中症の関係を研究する首都大学東京の藤部文昭特任教授は「気温が1度高いと死者数は1.5倍に増え、高まるほど増加率は大きい」と指摘。「今年も7月後半は記録的な暑さで、今まさに注意が必要な時期」と強調する。

 厚労省の統計では、死者の約8割が65歳以上の高齢者。藤部教授は「高齢者は普通に生活していても熱中症の危険がある」と指摘。一方、若年者も運動などには注意が必要と話した。

 熱中症の予防について厚労省などは、水分・塩分をこまめに補い、外出時は涼しい服装をして日傘や帽子を使用。屋内では冷房などで温度を調節することなどを勧めている。 


Content-Type: text/html;  charset="utf-8"
Content-Transfer-Encoding: quoted-printable

佐賀県の掛園です。
 
正しい熱中症予防の広報を!
 
 現在、「熱中症予防に、こまめに水を飲みましょう」という広報がありますが、熱中症になった人のほとんどは、こまめに給水している人達です。熱中症予防を指導している大学の教授に問合せたら、「こまめに水を飲むのは脱水症の予防であって、熱中症の予防ではない」との回答です。つまり、広報活動する熱中症対策の担当者が、事実を確認せず、誤った情報を流し続けている事がわかりました。
 
 体温が5度上がったら熱中症で死亡しますが、汗を拭かずに、団扇等で500ccの汗を気化させると体温(体重70kg)が5度下がります。膀胱の中には約500ccの水を蓄えているので、汗で消失した水は膀胱から補充されます。つまり、熱中症の予防は、水を飲む事ではなく、気化熱で体温を下げる事です。帽子は、紫外線防止には有効ですが、頭部の熱が逃げなくなるので、非常に危険です。時々脱いで熱を逃がしましょう。
 
 今月、インド人が剣道を学びに鹿島に来られました。佐賀の暑さはどうですか?と尋ねると「厳しくない」と言われます。インドは48度もあったそうです。日本より暑い国の人が熱中症になりにくいのは、汗を拭かずに、気化熱で上手に体温を下げるためです。熱中症の犠牲者をこれ以上増やさないために、正しい予防方法の広報を!
 
 
〒849-1321
佐賀県鹿島市古枝甲336の1
歯科医師
掛園 浩
0954-63-7118
 
 
インド人の写真です。
共に剣道をしました。(7/23)鹿島市三道会にて
 
 
 
 
立教大学 安松 幹展 (ヤスマツ ミキノブ) 教授
 
 
上記教授に送った公開質問状
 
 
上記教授は電話での回答
 
 
 
藤部文昭教授の回答
 
回答
 
掛園 浩先生

コメントを賜りありがとうございました。

私は気象を専門としており,熱中症の発生と気象との関係を統計的に調べております。医学系の専門知識はありませんが,統計結果の解釈に当たっては医学系の先生方の知見を頂き役立てていきたいと思います。

なお上記の事情ですので,ご質問は医学の専門の先生にお願い致したく存じます。どうぞご了承下さいますようお願い致します。

藤部文昭
首都大学東京 都市環境学部
e-mail:
ffujibe@tmu.ac.jp
 
 
 
 
藤部文昭特任教授に送った公開質問状
 
 
首都大学東京の藤部文昭特任教授殿
 
 
 

 

 熱中症の公開質問状
 
�@熱中症予防方法は、汗を拭かない事ではないでしょうか?

 汗は体温を下げるために出しているのでこれをハンカチ等で拭き取ると、体温が下がらず、熱中症に繋がります。汗が出た場合、うちわ等で気化させると、体温が下がり、必要以上に汗が出なくなります。日本より暑い国の人が熱中症になりにくいのは汗を拭かないからではないでしょうか?(体温が平熱から5℃上がると死亡しますが、500ccの汗で体温を5℃(体重70kg)下げる事が出来ます。)



�A給水について

 汗をかいたら、熱中症予防に「水をこまめに飲みましょう」と言われていますが、膀胱の中に水を蓄えています。汗で出た分の水は、膀胱の中の水から補充されます。身体から水が足りなくなると、脳は「喉が渇いた」という指令を出します。水は必要以上に飲むと、腎臓に負担がかかり、むくみや水中毒の症状が出てきます。

 身体に水が少なくなると脱水症状が出ますが、脱水症状が出るまで、飲水を我慢できる人はほとんどいないでしょう。(海上や山中で遭難したり、ボクシングの選手が試合までに無理して体重を落とすために絶水して脱水症状になる人がいる位だと思います)
 熱中症になると、身体の恒常性(ホメオスタシス)が保てなくなり、低ナトリウム症や脱水症状を示す事がありますが、これは、身体の体温が上昇して、熱中症になったために引き起こされた症状ではないでしょうか?
 従って飲水していたにもかかわらず、熱中症で死亡する事故を防げなかったのは、熱中症予防方法が誤っていたのが原因ではないでしょうか?
参考資料(別紙添付*1)




参考資料*1


部活中の中1男子が熱中症で死亡

 奈良県の生駒市立大瀬中は2016-08-17日、1年の男子生徒(12)がハンドボール部の練習中に熱中症の症状を訴え、病院に搬送されたが死亡したと発表した。
 大瀬中によると、ハンド部は16日午前8時半から運動場で練習を開始。約35分間のランニング後、生徒がふらつき、顧問の問いかけにも反応しなくなったため病院に搬送した。夜になって容態が悪化し、転送先の病院で17日午前2時50分ごろ腎不全で死亡した。熱中症が原因とみられる。生駒市消防本部によると、16日午前9時の同市内の気温は29・9度だった。ハンド部は15分に1回のペースで水分補給させていた。高島智春校長は「全部活動の熱中症対策を点検し対応を進める」と話した。)



大阪府 箕面自由学園高校 アメフト部員熱中症死亡事故

2013年08月12日  

男子生徒は、試合終了間際の午前11時20分ごろ、フィールド内で倒れた。すぐに日陰で休ませたが、嘔吐(おうと)したため付近の病院に緊急搬送。熱中症の一種「熱射病」と診断され、一時は体温は43度まで上昇。治療を受け、38度まで下がったものの、その後容体が急変、10日午前に死亡した。

男子生徒はチームの副キャプテンで身長170センチ、体重113キロ。2年時からレギュラーだった。計約10キロの重さとなるヘルメットとプロテクターを装着し、この日の試合ではオフェンスとディフェンスの両方をこなし、ほぼフル出場していた。

同部では、この日朝のニュースで予想最高気温を確認した程度で、試合時の気温は測定していなかった。試合中は5分ごとに水分補給の時間を設けるなど暑さ対策はしていたが「甘かったと思っている」と富田顧問は肩を落とした。

〒849-1321
佐賀県鹿島市古枝甲336-1
けんこう歯科医院
院長 掛園 浩
0954-63-7118
FAX(63-7120)
http://www.asunet.ne.jp/%7ebbb/
 
 
 
 
 
--------------------
 
 
 
 

続く猛暑、熱中症に懸念=「今まさに注意を」−死者1千人超の年も

時事通信社 日本全国で猛暑が続いているなか、皇居前には「逃げ水」が見られた=21日午後、東京都千代田区

 猛暑が連日続く中、熱中症による死者が相次いでいる。平年よりも暑さが厳しい年は熱中症の死者が多く、年に1000人以上が死亡したこともある。専門家は「今まさに注意が必要」と警鐘を鳴らす。

 総務省消防庁のまとめでは、9〜15日の熱中症による救急搬送は、全国で9956人。死者はうち12人だが、搬送直後に死亡と診断された場合のみ計上される。治療後の死亡や、救急隊が出動した現場で死亡確認された人は含まれず、実際はさらに多いとみられる。

 死亡届などに基づく厚生労働省の統計では、2010年の熱中症死者は1731人に上った。この年の夏(6〜8月)の平均気温は平年に比べ、北日本(北海道・東北)で2.2度、東日本で1.5度上回り、1946年以降で最も高かった。

 最高気温が非常に高かった年も死者は多い。高知県四万十市・江川崎で歴代最高の41.0度を記録した13年は1077人が死亡。埼玉県熊谷市と岐阜県多治見市で40.9度を観測した07年は904人が亡くなった。

 気温と熱中症の関係を研究する首都大学東京の藤部文昭特任教授は「気温が1度高いと死者数は1.5倍に増え、高まるほど増加率は大きい」と指摘。「今年も7月後半は記録的な暑さで、今まさに注意が必要な時期」と強調する。

 厚労省の統計では、死者の約8割が65歳以上の高齢者。藤部教授は「高齢者は普通に生活していても熱中症の危険がある」と指摘。一方、若年者も運動などには注意が必要と話した。

 熱中症の予防について厚労省などは、水分・塩分をこまめに補い、外出時は涼しい服装をして日傘や帽子を使用。屋内では冷房などで温度を調節することなどを勧めている。