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Date: Fri, 23 Dec 2016 23:49:17 +0900
From: 掛園 浩 
Reply-To: publichealthnetwork@umin.ac.jp
Subject: [PHNetwork:000542] Re: [PHNetwork:000541] Re: [PHNetwork:000540] 鳥インフルエンザ予防
To: publichealthnetwork@umin.ac.jp (PHNetwork)
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佐賀県の掛園です。

①コレラは、人間の身体の中に存在しています。でも免疫がある人は発症しませんが、感染源です。

ニューヨーク(CNN) ハイチで2010年にコレラが大流行したのは国連の過失だとして、コレラの感染者や犠牲者の遺族らが10日までに、国連に補償を求める集団訴訟を米連邦裁判所に起こした。
原告側の弁護士は、「国連は重大な過失や違法行為により、ハイチにコレラを持ち込んだ」と述べた。訴訟ではコレラの流行により死亡した8300人の遺族と、罹患(りかん)した65万人に対する補償を求めている。
国連のファルハン・ハク報道官はCNNに対し、「国連に対して起こされた訴訟に対するコメントはしない」と述べた。
潘基文(パンギムン)国連事務総長は以前、国連は国際条約により免責が認められているため、ハイチのコレラ被害者に対する補償請求は受け入れられないと発言している。
2010年に大地震に見舞われたハイチでコレラの大流行が始まったのは、被害の爪跡がまだ生々しい同年10月のことだった。ハイチにはもともと、コレラ菌は存在しない。


②スペイン風邪
第一次世界大戦の時に流行したスペイン風邪  日本人の死者 約38万人の死亡者
死者の規模が違うと思います。
全く体験した事がないウイルスの場合、多くの死者を出しますが、その後、少々ウイルスのタイプが変化しても、最初のような危機的な状況は少なくなると思います。
その後、日本人の死者 約38万人の死亡者を出すようなインフルエンザはないと思います。

③口蹄疫
米国の指針だったと思いますが、口蹄疫がある国(インド等)に行って、牛等に触れた場合には、2週間国内の畜産業者に近づかないようにしたら、米国では、その後、口蹄疫はなくなったと思います。



-----Original Message----- 
From: 梶山 泰男
Sent: Friday, December 23, 2016 11:21 PM
To: PHNetwork
Subject: [PHNetwork:000541] Re: [PHNetwork:000540] 鳥インフルエンザ予防

掛園先生

大阪の梶山です。

不可思議な文章が並んでいますが、これが採用されたのでしょうか?

人の医学に関する点にのみ限っても:

コレラに感染した場合の免疫獲得は不完全であることは東南アジアのスラム
に住む子供においても調べられていて、何回も発病する。
日本人旅行者の発病率は1万分の1くらいでアジア人と同じくらい、ヨーロッパ
人が低いのはピロリ菌の保有率が低いからと考えられる。
日本人も胃切除者やPPI連用中の者を除き、感染率が高いと言えない。
むしろ経腸輸液の開発国として、感染したとしてもポカリスエットなどの速やか
な使用の結果致死率は非常に低くなっている。

スペイン風は当時日本でも2年間にわたり大流行し、多数の死者が出た。
その後同型のウイルスの流行は見られない。

口蹄疫は人畜共通感染症ではありますが、人での発病率は低く、感染しても
すぐに回復し、ウイルス保有期間も短期です。
海外から持ち込むには感染動物の輸入が最も危険で、ついで感染動物から
の製品でしょう。

原稿の文はこのような事実があるようには読めません。

=======================
梶山 泰男
大阪市中央区東医師会
ykaj@osaka.med.or.jp
=======================

> 2016/12/23 21:02、掛園 浩  のメール:
>
> 佐賀県の掛園です。(新聞投稿用の記事です。)
>
> 宮崎県の口蹄疫の拡大を防いだのも実は私です。
>
> 鳥インフルエンザ予防
>
>
> 宮崎県の養鶏場で鳥インフルエンザが発生し、約12万羽の鶏が薬殺処分になりました。近い将来、過去の事例にもあるように野鳥のほとんどが、鳥インフルエンザに罹患する事になるでしょう。
> オーストラリアでは、過去に狩猟の目的で外来種のウサギを持ちこんだ所、増えすぎて農作物を荒らすようになりました。そこでウサギを駆逐するために、感染するとほぼ100%死亡するミクソーマウイルスに感染したウサギを野に放しました。すると、ウサギが次々と感染して、数年後ほぼ壊滅状態になった所、ミクソーマウイルスに抵抗力のあるウサギが出現し、その子孫がまた大繁殖し、現在に至っています。
>
> 現在、鳥インフルエンザに抵抗力のない鳥は死亡しますが、抵抗力のある鳥は、体内にウイルスを持っていても病気になることなく元気に飛び回ります。人間で例えるならば、日本人が東南アジア等に行って、生水を飲むとコレラとか赤痢にかかりやすいですが、現地の人は腸の中にそれらの細菌がいても、抵抗力があるので、発症までには至らないのです。また、第一次大戦の時、大流行して多くの命を奪ったインフルエンザのスペイン風邪等が日本で流行しても当時のように多くの犠牲者が出ないのは抵抗力が出来ているからです。
>
> 牛の口蹄疫は、外国から人間がウイルスを運ばない限り感染は防げますが、鳥は世界中を自由に飛び回ります。野鳥は、人間を恐れるので近づく事はありませんが、養鶏場等は、鶏の餌を狙って小型の雀等が侵入してきます。防鳥ネット等をして予防するよう工夫が必要でしょう。
>
>
>
> 佐賀新聞掲載(これを掲載する前、山口県以南の各自治体と厚労省にも送りました) 
> 
> 口蹄疫について
> http://www.asunet.ne.jp/%7esaga/84-84.html
>
>
> 11月の写真集
> http://www.asunet.ne.jp/%7ebbb/92-82.html
>
>
>
>