Return-Path: 
Date: Sun, 15 Mar 2015 15:23:16 +0900
From: "T.kawashima" 
Reply-To: publichealthnetwork@umin.ac.jp
Subject: [PHNetwork:000280] RE: [PHNetwork:000279] Re: [PHNetwork:000278] Re: 納得できる?(医療事故調査制度)
To: publichealthnetwork@umin.ac.jp (PHNetwork)
Message-Id: <002701d05ee8$8670fe00$9352fa00$@mail.gunma.med.or.jp>
In-Reply-To: 
References: <55026169.301@pnet.forum.ne.jp> <20150310154436.EC4D.FC5BFCCD@yomiuri.com> <550100B6.10505@pnet.forum.ne.jp> <81A0324F802F4A779B507B74F59A2C6A@HoriMakotoVAIO> <31665540.1931071426367885227.rhe00343@nifty.com> 
X-ML-Name: PHNetwork
X-Mail-Count: 000280
X-MLServer: fml [fml 4.0.3 release (20011202/4.0.3)]; post only (only members can post)
X-ML-Info: If you have a question,  please contact publichealthnetwork-request@umin.ac.jp;  
X-Mailer: Microsoft Outlook 14.0
Thread-Index: AQDiEvnnVMCijC91Si3k+v4uAi0mFAHlMJFhAot+gXoBNtC/6AJ4HYP1AZjRnHeeq981oA==
Content-Language: ja
X-NAI-Spam-Flag: NO
X-NAI-Spam-Threshold: 15.1
X-NAI-Spam-Score: 0
X-NAI-Spam-Version: 2.3.0.9393 : core <5245> : inlines <2419> : streams  <1405694> : uri <1880813>
Mime-Version: 1.0
Content-Type: text/plain;  charset="iso-2022-jp"
Content-Transfer-Encoding: 7bit
Precedence: list
Lines: 145
List-Id: publichealthnetwork.umin.ac.jp
List-Software: fml [fml 4.0.3 release (20011202/4.0.3)]
List-Post: 
List-Owner: 
List-Help: 
List-Unsubscribe: 


医療事故調査制度の後に、刑事事件となっても良いと思いますが、
医療事故調査を 100%全て、刑事審判の証拠にすることは、
いかがでしょうか?

医療事故調査制度を刑事審判に使わないといった方が、
事実は、はっきりするでしょうし、
医療事故調査制度を刑事審判に使うといった方が、
事実は、はっきりしなくなるでしょう。

司法の場で判断してもらえば事実が必ずわかるものでもないわけですので、、、

川島 崇
takasi@mail.gunma.med.or.jp



使わないと言ったら、世間に
通用するのでしょうか?
航空機や船舶の事故は予想できない気象条件や機器異常が原因であることも
あるので、そのような措置がとられるわけです。
子供のいたずらを例に挙をはじめ大人の責任だからです。まったく次元の違うことで
す。

今回の事例はこれらにまったく該当しません。

もちろん件の医師がきちんとルールに従って仕事をした上で起きたことであれば別で
す。

今、表面化している情報では、そのように見受けることはできません。

私を「人の弱さがわかっていない」と非難されていますが、一般の犯罪でも「人の弱
さ」は

考えなければいけないことです。
一般犯罪に対しても、Hirocoさんは同様に考えることができますか?殺人犯に対して
もですよ。
医療の世界を特別なものとしてとらえているから、そのように思われるのではないで
しょうか。

インフォームドコンセントは今や常識です。
それを怠って、リスクをきちんと説明していなかったというのは、きわめて重大な
違反行為ではありませんか?赤信号を無視して突っ込んで事故を起こしたのと同じで
す。


犯罪者を刑事訴追して刑務所にぶち込んだところで、被害者側は気持ちがおさまるも
のでしょうか?
否です。だからと言って刑事訴追しないことはありませんよね。

今回のケースは、法にのっとってきちんと調べるべき事案です。
そのうえで、医療者側に責任があったかどうか判断するべきでしょう。
もちろん、結果として刑事責任はないとされることもあるでしょう。

勘違いしないでください。私は、ルールに沿ってきちんと医療行為がなされていたこ
とで起こってしまった
「事故」まで刑事訴追が必要だとは一切思っていません。
しかし、今回の事例は「犯罪的側面」が強いと思います。
このようなルールを無視した行為を免責と考えなければいけない理由はどこにもあり
ませんし、仮に
そのような考え方に同調する医師など医療者が多数であれば、医療の進歩などありま
せん。

> 調査報告書をもとに刑事告発することも、結果的に証言者を威嚇するのと同様の
> 行為です。航空機事故調査や船舶の海難審判も、事故調査を刑事裁判に使わない
> という国際的なルールがあるそうです。
>
> 子供が何か悪戯をしたときも「怒らないから正直に話してごらん」というのが、
> 親の取るべき態度でしょう。医師看護師を子供扱いするのは失礼としても、それ
> が人間の性(さが)というものです。Mediportさんは、人の心の弱さが分かって
> おられないようです。

-----Original Message-----
From: 横浜・落合孝則
Sent: Sunday, March 15, 2015 5:18 AM
To: PHNetwork
Subject: [PHNetwork:000278] Re: 納得できる?(医療事故調査制度)

Hiroco様
落合孝則@横浜です。

□ 賛成です


----- Original Message -----
> Date: Fri, 13 Mar 2015 13:02:49 +0900
> From: Hiroco 
> Subject: [PHNetwork:000275] Re: 納得できる?(医療事故調査制度)
> To: publichealthnetwork@umin.ac.jp (PHNetwork)
>
>
> On 2015/03/12 12:59, Mediport wrote:
> > 交通事故に例えるとわかりやすいと思います。
> > 法令遵守していて起こした事故でも法的な責任を取らされます。
> > 事故調査に関して正直に話し、協力したからといって罪を免れることはありえま
> > せん。
>
> 交通事故の例え話が出ましたが、事故を起こした運転手を捕まえて刑罰を科して
> 一件落着、というのがMediportさんのお考えだとしたら、交通事故はなくなりま
> せん。いつかまた同じ場所で同じような事故が、別の運転手によって起きます。
> 個人の罪を問うだけでは、事故の原因や要因は解決されないからです。
>
> それに、法令遵守しても事故が起きることは、Mediportさんご自身もおっしゃい
> ましたよね。ならば尚のこと、刑罰よりも原因究明と再発防止に重きを置くべき
> とお考えになりませんか?
>
> > 日本は医療過誤に関する認識がなさすぎはしませんか。
> > 医師が自分は特別な存在だと思っていることはありませんか?
> > 当事者が罪を免れようとするのは当然の保身行為ですから、第三者機関によって
> > きちんと調べることが絶対に必要です。特に医療の現場では必要なことです。
>
> 「刑事免責」という言葉から、お医者さんや看護師さんに特権を与えるかのよう
> に誤解されては困ります。
>
> 事故調査に当事者や関係者の事情聴取は不可欠です。しかし、その聴取に当たっ
> て刑事罰をちらつかせたら、つまり、「お前の答え如何によっては、警察に突き
> 出すぞ」と威嚇したとしたら、信頼できる正直な証言が得られるでしょうか?
>
> 調査報告書をもとに刑事告発することも、結果的に証言者を威嚇するのと同様の
> 行為です。航空機事故調査や船舶の海難審判も、事故調査を刑事裁判に使わない
> という国際的なルールがあるそうです。
>
> 子供が何か悪戯をしたときも「怒らないから正直に話してごらん」というのが、
> 親の取るべき態度でしょう。医師看護師を子供扱いするのは失礼としても、それ
> が人間の性(さが)というものです。Mediportさんは、人の心の弱さが分かって
> おられないようです。
>
> また、事故の後の被害者や遺族の救済という点でも、当事者個人に刑罰を科して
> 解決したことにしても誰も救われません。満たされるのは、「アイツを刑務所に
> ぶち込んでやる」という一時の乱暴な怒りの感情しかありません。それよりも、
> 何があってどうしてこのような事故に至ったのかを明らかにするほうが、被害者
> 遺族の心が満たされるのではありませんか。
>
> 厚労省の医療事故調査制度検討会の問題点は、調査報告書を遺族に渡さないとの
> 意見があることで、恐らくその理由は刑事告発に流用されるのを懸念したためで
> しょう。
>
>

落合 孝則
E-mail:RHE00343@nifty.com
携 帯:mistmarpr@ezweb.ne.jp