佐賀県の掛園です。
新型コロナウイルス感染について
コロナに感染した人の部屋でウイルスの汚染状況を調査した所、壁や天井、排気口までウイルスが付着していました。これは、ウイルスが空気中に浮流（エアロゾル感染）しているためです。
従ってWHO（世界保健機関）が勧告しているように、普通のマスクをしていても感染は防げません。マスクをしていても、カレーの臭いが漏れてきます。臭いが漏れるようなマスクは、空気中に浮遊しているウイルスも吸い込むからです。建築現場で使う塗料用マスクなどではないと無理です。空気感染するウイルスを防ぐ手段は非現実でしょう。
上部気道（咽喉頭や気管）に感染してそこから増殖する病原体は、咳やクシャミが出ますが、水気があるので、2ｍ程度しか届きません。これを飛沫感染と言います。一方、麻疹や水痘、結核などは、上部気道に病変を起こさないので病原体は、呼吸によって体外に排出されるときも多量の浸出液を伴いませんから、飛沫粒子は小さいので空気中に長時間漂います。これを空気感染と言います。この代表は、麻疹や水痘、結核などです。
2009年に世界的に流行した新型インフルエンザも空気感染だったので、感染予防の手段がなく、約1年で世界中に蔓延しました。イギリスは、新型コロナウイルスの拡散は、すでに防げないとして、医療機関がパニックにならないように、少しづつ感染者を増やしていって、終止符を打つ方法を取り入れました。そのためチャールズ皇太子（71）も感染しましたが、現在の所、仕事も差支えがない状態です。どの方法が最適かは、わかりませんが早く終焉してもらいたいものです。